大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です。

【コラム】仕事は 過去に習い、今を俯瞰し、将来を考えるものではないか

大学職員界を裏で牛耳る大学職員ブロガーとして先輩であるまつみや氏の下記記事を拝読させていただいた。

shinnji28.hatenablog.com

 なお、内容に関して自分は同意である。その上で自分の考えを述べさせていただきたいと思う。

 数字が中々出てこない仕事、特にバックオフィスの仕事は単なる事務職と思うのかどうかは、その組織の文脈にも大きく左右されるものであるだろう。またその人の仕事のやり方というのもあったりして、黙々と作業をこなす業務というのも確かに数多くある。

 しかし、専任職員である以上はその仕事の背景、関連する法令、何故そうなっているかはきちんと理解をしておかねばならないと思っている。何か、問題や課題が出たときは、関連する法令や過去の事例に当たることは往々してあるはずである。(むしろ、厳しくいうのであれば、自分のミス以外で問題が起きない仕事であれば、そういう仕事しかまかせてもらえないという事もあるだろう。)

 また仕事を行う際は、学内の文脈に限らず、外部の動向にも目を配る必要あるだろう。それによって、自身の仕事や大学の業務を俯瞰し、(1年単位の仕事があれば)付加価値をつけたり、不必要な業務を削ったりと簡略化したり、マニュアルを再整備したりと行う事はたくさんある。大学で働く以上は、己の短期的なサイクルの仕事だけではなく、大学の存続性や社会的意味を考えねばならないと思うのである。

 

 事務の仕事は楽だ、それが自分には合っていると思う人もいるだろう。だが、己の価値というのは、どれぐらいのものなのか、一番は職場でも考える必要があるだろう。しかし、対外的に見ても、客観的に把握する事が必要であろう。(むろん、対外的にこだわりすぎて、職場・学内をおろそかにしては意味がない事はいうまでもない)

 所詮、(他で)培ってきた経験やアドバンテージは数年すれば食いつぶすか、自分の年齢やステージが上がることに無意味になってしまう。現状のままでいるのであれば問題ないが、それは自己のキャリアプランとライフプランとも向かいながら日々向き合うものではないかと思う。

学部の譲渡という報道についての危惧

 先日、学部の譲渡というニュースが高等教育界隈では話題になりました。特に最近は専門職大学、23区内の定員抑制、複数の学部等を設置する大学が学部等の組
織の枠を越えた学位プログラムの検討など、制度が変わりつつある中でもこのニュースは衝撃だったと思います。

www.yomiuri.co.jp

news.nifty.com

 そもそも今までは学校法人の合併や分離というものはあった訳です。

<参考>

学校法人の寄附行為の認可及び寄附行為変更の認可申請書類の作成等に関する手引(平成29年度改訂版):文部科学省

また合併や分離関係の最近のニュースや関連する話題だとこういうものもありますね。

2015年4月に学校法人龍谷大学と学校法人平安学園が法人合併―1月6日付けで正式認可|龍谷大学(りゅうこくだいがく)

www.asahi.com

www.poole.ac.jp

またこんな例もあります。

www.umemura.ac.jp

 さて、学部譲渡の話に戻ります。一次資料がないので、制度や具体的イメージが分かりません。ですが、個人の考えではありますが、学部譲渡についてのニュースを見る限りでは、経済的な延命措置しか書かれていないのが気になります。

 

さてこの議論をする前に、ステークホルダー、特に学生に不利益が生じないようにする事が大前提です。

○譲渡はどこまでを示すのか?

 学部譲渡といっても、学生の入学・収容(また編入学)定員、教育研究組織、人事、福利厚生、校地校舎など色々あります。現状の大学の設置認可や定員増認可等も踏まえると、定員枠というのは大学にとってかなり重要な要素になります。また併せて、教員(特に資格課程)も同様です。ただ、「学部譲渡します→枠と人だよ→ではそっちのキャンパスに移転してね」はあまり現実的はないなと感じます。

(設置担当者は、すぐに代替が出来るものかどうかでも見ますので、枠や人は大変重要であるという見方をする人が多いと思います)

 

○1キャンパスに複数学部がある場合、1学部のみ譲渡は現実的か?

 譲渡された学部が移転しなかった場合且つ該当キャンパスに複数学部があり、1キャンパスに複数キャンパス(しかも別学校法人)はどうも様々な面から複雑になりそうです。

 

○定員枠は商品なのか?

 まあ大学にとって定員枠は、代えがたいものである事は理解しています。しかし、それを商品のように取り扱う事への違和感はぬぐえません。 

 

○改組前提の学部譲渡にならないか?

 例えば23区内の小規模大学の1学部を大規模大学が譲渡された場合、譲渡された学部を届出あるいは認可で別の学部にする事は出来ないわけではありません。そうすると、そこにいる教職員は、新学部に異動する事は確約された訳ではないのです。そもそも定員枠の商品化が進んだ結果、今後このような自体になるのではと危惧しています。

 

 今回のニュースについては、画期的というか衝撃が大きいものですが、そもそも学部譲渡のみ議論するのではなく、キャンパス移転や校地校舎の届出制度など関連した制度も併せて議論しないといけないのですよね。

 

内部質保証は何故分かりにくいのか?

 平成30年度から第3期認証評価が始まります(※評価機関による)。端的に言うと、第1期は自己点検評価をしているか、第2期は内部質保証(システム)が構築されているか、第3期は内部質保証(システム)がきちんと運用されているかが問われています。第1期と第2期は、その場しのぎで慌てて自己点検評価を行い、書類の体裁を整えてと、まあ書面上で頑張ると何とかなったのかもしれないのです。しかし、第3期ともなるとそうもいきません。そうすると、認証評価を受審する時からではなく、恒常的に大学として、内部質保証(システム)を構築するかが問われてくる事になります。

 

 さて先日、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の「内部質保証ワークショップ」に参加してきました。 

www.niad.ac.jp

 当日の内容は、各大学のセンシティブな内容でしたので触れません。しかしそこで感じたのは設置形態や大学規模、参加者の立場によって内部質保証の見方というのが多様性があるなと感じます。一方、そういう場では議論は出来ても、学内で理解してもらうには大変という声もある訳です。

  そこで出た議論や今までに内部質保証に関わる中で、何故内部質保証は分かりにくいのだろうと自分なりに掘り下げてみたいと思います。

 

①内部質保証と自己点検評価の違いが分かりにくい。

文部科学省中央教育審議会の大学分科会の「認証評価制度の充実に向けて」(審議まとめ)(平成28年3月18日 大学分科会)では内部質保証を次のように記載しています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2016/03/25/1368868_01.pdf

定期的な自己点検・評価の取組を踏まえた各大学における自主的・自律的な質保証への取組(内部質保証)

 自己点検評価は、設置形態によらず、殆どの大学で毎年あるいは定期・不定期に行われている事かと思います。すると「私達は、きちんと自己点検評価を行っているから、内部質保証は出来ている」と言うのは当然かもしれません。自己点検評価=内部質保証と思うわけです。しかし、内部質保証は1つの自己点検評価サイクルそのものではない事が殆どです。個人の考えですが、内部質保証は方針(ポリシー)や指標など質向上に向けたいくつもの自己点検評価サイクルが(1年や数年という単位で)構造化・連携・重複・相互作用によって行われたものであるというものです。

 

②内部質保証事例問題

 大学が何かを進めるには、事例があるという事が早かったりします。「○○大学では、こんな事をやっていますから、本学でも着手しましょう」とか、ある意味外圧にもなる訳です。

 しかし、内部質保証の事例というとどのようなものが思い浮かぶでしょうか?気になってASAGAO kyoto-u メーリングリストアーカイブで内部質保証で検索をし、どのようなセミナーや勉強会が出てくるかをみると、第3期大学評価、内部質保証構築、IRやIE、データ活用などのワードを見ることができます。そうすると何も知らない場合は、事例だけ見ても、そのセミナーや勉強会だけでは内部質保証全体を把握するのはかなり大変な事になるのではないかと思います。

ASAGAO kyoto-u メーリングリスト

※内部質保証を理解する参考として下記の論文をはじめ、IEについて知っておくといいと思います。

http://iir.ibaraki.ac.jp/jcache/lib/docu/003_h2710/003-h2710-31_fujiwara.pdf

  また事例を知るという事はどういう事でしょうか?真似をする事でしょうか?それとも、それを基に状況に合わせ再構築する事でしょうか?内部質保証を大学として進めるという事は、設置形態、大学の規模、単一キャンパスか複数キャンパス、受審予定の評価機関、学問分野、教学マネジメントやガバナンス、トップダウンボトムアップか、大学の背景や文脈、学部や研究科等の自治など、様々な背景やファクターによって適切な内部質保証がおそらく異なります。事例を知ることは、無意味ではありませんが、自学のマクロからミクロまで、さらには明文化されているものから明文化されていないものまである程度分からないと、事例を活かす事が難しいと感じています。

 

③内部質保証をどこから見るか

 内部質保証の話になると、内部質保証を構成する「点」なのか、「点検評価サイクル」なのか、それとも「ライン」なのか、「システム」なのかを踏まえておかないと、イメージが異なってしまうのではと感じています。

 またどの組織構造の中から見ているのか、それとも俯瞰してみているか(むしろ見ているかでなく、見ることができるかが正しいように思います)によって、その人が持つ内部質保証のイメージも変わってしまうことではないかと思います。

 

④内部質保証は、教学なのか評価なのか、もっと総合的・複合的なものなのか

 内部質保証は分かりにくい。教学なのか、評価なのかなど、はっきりさせて欲しいという声もあるでしょう。しかし、既に述べているように組織によって、考えや捉え方は異なります。内部質保証とは何をすればいいかを具体的に示して欲しいという気持ちも分からなくはないのですけど、教学とか評価と一つの枠に収めるのは、私自身は違うのではと思います。(なお、私の所属する機関はマネジメントやガバナンスに沿った設計をしています)

 

おわりに

 内部質保証の議論をする時、個人の感覚だと大学規模と大学自身の歴史、そして持つ学問分野によって、捉え方が違うような気がしています。(あくまで印象です) おそらくH30に行う第3期認証評価が終わると、各大学の状況も分かり、理解しやすくなる情報が少しづつ増えていくのではないでしょうか。 

(そもそも内部質保証を進めるには、システムだけでは不十分で、人材育成が不可欠だと思うのですよね)

 

IRと大学職員㉔連携IRの可能性

 IRというと「意思決定支援」だけではなく、データを情報へ変換しそれを報告すると事も言われています。

 そもそもかなりの私学においては、私立大学等改革総合支援事業のタイプ1においてIRを担う人を置くか委員会などを置くかで配点され、そこで「学修時間・教育の成果等に関する情報の収集・分析を行い、大学自身が客観的な状況を収集分析した上、学内外に情報の提供が求められてきました。

 そして、今年からはタイプ5の「プラットフォーム形成」において、プラットフォーム形成大学等で共同でIRを実施しているかが問われています。

 このタイプ5の要件としては下記となります。(平成29年度 私立大学等改革総合支援事業(タイプ5)調査票 入力要領より)

本設問における共同で実施するIRとは、大学等の教育改革、教育改善につなげるために、プラットフォーム形成大学等が共同で、大学等の様々なデータを収集・分析し、内外に対して必要な情報を提供するものを指す。この場合の様々なデータとは、学習時間、教育の成果等の教学面に関するデータ等や、その他大学運営に関するデータ(入試、経営、財務等)に関するデータ等なども可とする。
基準時点 平成28年9 月1 日~平成29年10月31 日
根拠資料 協定書、プラットフォームとしての決定がわかるもの、議事録、IR報告書等

 これを見ていると、共同でIRとはどうなのだろうと考えてしまいます。まず大前提として、プラットフォームは県や市町村といった任意の統一地域でのプラットフォームが原則です。つまり、近隣でライバル大学もプラットフォームに入る事もある訳です。

 ライバル大学に教育成果や特に大学運営に関する情報をお互い公表できるのでしょうか?(まあタイプ5が将来、大学合併を見越しているという解釈なら、公表しても差し支えないだろうと思うのですが。)

 さてようやく本題です。あくまで私見ではありますが、連携してIRを行う場合、どのような疑問や問題が考えられるかをメモしてみました。

 

○IRを連携して行う意味や目的は何であろうか?

 例えばIRコンソーシアムでは、共通の学生調査を行い、共通のデータベースにデータを入れることによって、自大学の学生が他大学と比較してどうであるかといった事が把握できます。例えばこれは、大学の点検評価や認証評価、さらには強み弱みを見ることができます。ただ連携して行うという事は、比較するのか?、それとも学生数が少ない大学同士(もしくは共通の学問分野)でデータを合わせてモデル構築や分析集計を行うのか外部からの評価に活用されるのかというように、何を目的とするのかを予め明確にしておく必要があります。

 

○どのレベルのデータや情報を使って、IR活動を行うのか?

 大学は情報公開が義務化されていますので、学生数といった定められたデータや情報は大学ホームページ等において公開されています。おそらく既に公表されているデータであればあまり問題にはならないのではないかと推察します。

 問題は、例えば教学システムから出したローデータを扱うといった場合です。この場合は、①どこがデータを扱うのか?、②どのようにデータが使われるとともに適切な保管管理をするのか?、③学生には予め承諾を取る必要があるかといった懸念点があります。また学部によっては、その領域の個人情報や倫理の考え方により、学生情報を使う事は難色を示す所もあるでしょう。

 いずれにせよ、どのようなデータを扱うかによっても、大学間で契約書などを交わしておいたほうが無難なのではと思います。

 

○データ定義はどうなのか?

 学習時間と例示されていますが、各大学は何をもって学習時間を見ているのでしょうか?他にはGPAをとっても、GPAの算出方法がもしかしたら異なるかもしれない中で、出たデータや情報を複数大学で1つにまとめて、集計・分析はいかがなものか・大丈夫なのかと思います。同時にデータの精度も問題になるでしょう。

 

○そもそもデータはきちんと集まるのだろうか?

 IRを担当している方を話をすると、データは学部事務が握っていて、都度、データをリクエストする必要がある場合も聞きます。既にデータが一元管理されていたり、データベースが整備されていればいいのですが、適切な時期に適切なデータが集まるのかは疑問ではあります。

 

 どうもデータや情報を、取り合えずゴミ箱に入れて、出てきたデータを報告書にまとめる。つまり、作業をやり報告書を作成した事に意味があり、報告書は何も使えないという事にならないようにしないといけないのではと感じます。

 また、IRを共同でやる事が目的ではなく、そこから見えてくるものを各大学がどう活用するかが重要であって、とりあえず分析する事は、補助金エビデンスにしかならないのですよね。そして中には、そこのコストが大幅にかかって、改革総合で補助金がプラスされても、あまり意味がないという状況も想定できる訳です。

 連携してIRを行うというよりは、まずは各大学の教育研究を踏まえ、何ができるかを探っていく、そして共通の調査の実施やデータ定義などすり合わせをしていきながら、徐々に意味のある連携出来ていくのだと思います。

認証評価担当になったら参考になるかもしれない本

 7年に1度襲来する認証評価。もしかすると、認証評価というキーワードを聞いたことがあっても、実際どういうものかを知らない場合があるかもしれません。そこで例えば評価室や認証評価に異動や担当になってしまった際に、参考になるべき書籍をいくつかピックアップしてみました。(自分が今までに読んだ事あるもののみですので、他にお薦めがあればコメント欄にコメントをお願いします)

 なお、初学者向けである、実務に役立つ、理論的な本や大学評価史といった本は入れないといった基準で選んでいます。まあ、まずはこういう本を読む前に、所属機関が受審する評価機関のハンドブックを熟読する事からがスタートなのですが、理解を深める一助となれば幸いです。

 

 ではまずは、インターネットにある資料から紹介しましょう。 以下は用語解説や内部質保証のガイドラインになります。

大学基準協会 用語の解説

http://www.juaa.or.jp/images/publication/pdf/other/yougo.pdf

教育の内部質保証に関するガイドライン(平成 29 年 3 月 31 日
大学改革支援・学位授与機構、質保証システムの現状と将来像に関する研究会

http://www.niad.ac.jp/n_shuppan/project/__icsFiles/afieldfile/2017/06/08/guideline.pdf

高等教育に関する質保証関係用語集/Glossary of Quality Assurance in Japanese Higher Education

NIAD-QE Glossary

 

書籍関連

それでは書籍の紹介に移ります。まずは認証評価そのものについて理解を深める為の書籍です。

ちょっと分厚いですが大学評価の背景や歴史、諸外国の動向など、諸所網羅している一冊です。

大学評価の体系化 (JUAA選書)

大学評価の体系化 (JUAA選書)

 

上記の厚さはちょっと大変という人は、昔の本だけど、認証評価とは何か、評価団体ごとにも記載されているこの一冊でも簡潔に知ることが出来ます。

よくわかる大学の認証評価 大学機関別認証評価篇

よくわかる大学の認証評価 大学機関別認証評価篇

 

次に紹介する書籍は、 現在の認証評価、特に第3期についての内容ではありませんが、大学基準協会の歴史も簡潔に記載されています(手元に大学基準協会の50年史もありますが、通常はそこまで読まなくてもこちらで概略が分かれば充分かと思います)

大学評価システムと自己点検・評価―法制度的視点から

大学評価システムと自己点検・評価―法制度的視点から

 

 質保証に関わる書籍 

さて、次は質保証に関する書籍です。

大学基準協会発刊「内部質保証ハンドブック」(購入は直接大学基準協会へ)

www.juaa.or.jp

 上記のハンドブックに対応する本として次の本があります。

内部質保証システムと認証評価の新段階 ─大学基準協会「内部質保証ハンドブック」を読み解く

内部質保証システムと認証評価の新段階 ─大学基準協会「内部質保証ハンドブック」を読み解く

 

 また質保証と認証評価や、質保証に関わる論文が収録されている本として次も面白いです。 

大学の質保証とは何か

大学の質保証とは何か

  • 作者: 早田幸政,工藤潤,岡本和夫,伊藤敏弘,関根秀和,三木哲也,青島泰之,成田喜一郎,山田礼子,濱名篤,佐藤浩章,船戸高樹,齊藤貴浩,堀井祐介,橋詰悦壮,金子元久,里見朋香,石塚公康,前田早苗,田代守,栗林泉,松坂顕範
  • 出版社/メーカー: エイデル研究所
  • 発売日: 2015/05/31
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

大学で自己点検評価を行う際に参考になるかもしれない本

 ここからは、認証評価を受審する際、自己点検評価を行う際に分かりやすく実例がある本を紹介します。ただ内容そのものを鵜呑みするのではなく、何故このように記載されているのか、所属機関ではどうなのかといった検討は必要です。

まず最初の2冊は実例が多いので、とっつきやすい内容かと思います。

続いて、大学評価学会の書籍です。自学の自己点検評価がどうあるべきかを考えさせられる本です(短絡的な人にはあまりお薦めしていない本です)

PDCAサイクル、3つの誤読―サイクル過程でないコミュニケーション過程による評価活動の提案に向けて (シリーズ「大学評価を考える」)

PDCAサイクル、3つの誤読―サイクル過程でないコミュニケーション過程による評価活動の提案に向けて (シリーズ「大学評価を考える」)

 

なお、大学評価学会はこんな本も出しています。

大学評価基本用語100 (大学評価学会・シリーズ「大学評価を考える」)

大学評価基本用語100 (大学評価学会・シリーズ「大学評価を考える」)

 

 また評価を行う際に次の書籍も参考になりました。(一冊目は、IR評価系の職員が論文で引用されていて、試しに買ったのですが良書でした)

評価論を学ぶ人のために

評価論を学ぶ人のために

 
プロジェクト評価の実践的手法―JICA事業評価ガイドライン改訂版 (国際協力叢書)

プロジェクト評価の実践的手法―JICA事業評価ガイドライン改訂版 (国際協力叢書)

 

 大学評価関連の本はかなりありますが、認証評価の実務をやるという点において参考になりそうな本を並べました。また書籍ではありませんが、参考になるのは、所属機関が受審する評価団体の直近の点検評価報告書や結果です。現在は第2期の6年目が掲載されている最新かと思いますですので受審機関も多く読むのが大変ですが、一読しておいて特長をメモしておく事をお薦めします。