大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

大学や高等教育関連、法令の解説が中心のブログ

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大学基準協会 平成28年度に受審大学の評価結果報告書から見る指摘事項について

大学基準協会のホームページで、平成28年度の評価結果報告書を見る事ができます。 今回、その報告書に目を通していて、気になった指摘事項のメモを公開します。 なおこのメモについては、努力が求められているものだけではなく長所となりうるものも一緒に記…

平成30年度私立大学収容定員増申請とその影響(明治大学を例として)

前回の記事の続きです。 as-daigaku23.hateblo.jp 今回の申請で、目立ったのは明治大学が1,030人も定員増の申請をしてきた事があるかと思います。入学定員が1,030人というと中規模大学規模ですし、小規模中規模で働いている場合は、「そんなに増やすなよ」と…

平成30年度からの私立大学収容定員増申請の傾向(H29.4月現在)

平成29年4月10日に平成30年度からの私立大学等の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧が公表されました。これは申請一覧ですので、まだ定員増が確定という事ではありません。 平成29年3月末申請の収容定員の増加に係る学則変更認可の諮問について:文部…

SD(Staff Development)の混乱

「大学設置基準等の一部を改正する省令」(平成28年文部科学省令第18号)が平成28年3月31日に公布され,平成29年4月1日から施行されます。内容としては御承知の通り、SDの義務化に関するもので、次のように記載されています。(大学関連のみ引用しました)…

【メモ】大学設置基準と教職協働について

先日、「大学設置基準等の改正について(諮問)」が出され、同日で答申が出されました。 大学設置基準等の改正について(諮問):文部科学省 大学設置基準等の改正について(答申)(中教審第200号):文部科学省 この中身としては、大学、高等専門学校、大…

IRと大学職員⑫IRを担当する職員の適性について思う

私立大学等改革総合支援事業でIRを専任とする教職員の配置の設問が出てから、各大学にIR担当の職員も徐々に配置されているケースが増えたような気がします。 仕事上、様々なIRを担当する大学職員の方をお会いし、話をする事があります。ここでたまに出…

私立大学等改革総合支援事業委員長所見の比較

先日、ようやく私立大学等改革総合支援事業の平成28年度の採択の報道発表がありました。 私立大学等改革総合支援事業:文部科学省 近年、文部科学省はこの事業の選定について、大学規模など、様々な資料を出しているのですが、今回は支援事業の委員長所見、…

大学職員だけではなく、社会にも理解いただきたい設置計画履行状況等調査とその結果のメモ

昨日、平成28年度の設置計画履行状況等調査の結果が発表されました。 設置計画履行状況等調査の結果等について(平成28年度):文部科学省 この件について既に日経新聞では、結果について記事が出ております。 www.nikkei.com また、同業の方のブログでも、…

IRと大学職員⑪IRの定義のみに固執してはいけない

大学がIR室を立ち上げた。自分がそのIR室の業務を任じられました。では何をしたらいいのだろうと思い、IRの本や文献を見ると色々な定義が出てくる。 例えば「『意思決定支援』とか『データを報告する業務』とか、色々あるけど、自学ではどうしたらいい…

IRと大学職員⑩IRと現場のズレの一考察

IRを行っていく(データを収集し、分析し、報告する)上で、自分も含め、他の方々からの話や聞こえてくる意見には、次の様なものがありました。 ①IRが行った分析はまったく的外れである。 ②IRの分析は、ずれている(自分が行った分析はどうやらずれが…