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大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です

IRと大学職員⑫IRを担当する職員の適性について思う

私立大学等改革総合支援事業でIRを専任とする教職員の配置の設問が出てから、各大学にIR担当の職員も徐々に配置されているケースが増えたような気がします。 仕事上、様々なIRを担当する大学職員の方をお会いし、話をする事があります。ここでたまに出…

私立大学等改革総合支援事業委員長所見の比較

先日、ようやく私立大学等改革総合支援事業の平成28年度の採択の報道発表がありました。 私立大学等改革総合支援事業:文部科学省 近年、文部科学省はこの事業の選定について、大学規模など、様々な資料を出しているのですが、今回は支援事業の委員長所見、…

大学職員だけではなく、社会にも理解いただきたい設置計画履行状況等調査とその結果のメモ

昨日、平成28年度の設置計画履行状況等調査の結果が発表されました。 設置計画履行状況等調査の結果等について(平成28年度):文部科学省 この件について既に日経新聞では、結果について記事が出ております。 www.nikkei.com また、同業の方のブログでも、…

○○大学FD・SD研修会という名称は、何をやるのだろう?

業務をする中で、たまに部門・部局から、こういう内容の研修をやるのだけど、「○○大学FD・SD研修会」でいいのかといった問い合わせを受ける事があります。 数年前だったら、FDは教員、SDは職員を対象としているイメージが定着していたと思いますので…

IRと大学職員⑪IRの定義のみに固執してはいけない

大学がIR室を立ち上げた。自分がそのIR室の業務を任じられました。では何をしたらいいのだろうと思い、IRの本や文献を見ると色々な定義が出てくる。 例えば「『意思決定支援』とか『データを報告する業務』とか、色々あるけど、自学ではどうしたらいい…

IRと大学職員⑩IRと現場のズレの一考察

IRを行っていく(データを収集し、分析し、報告する)上で、自分も含め、他の方々からの話や聞こえてくる意見には、次の様なものがありました。 ①IRが行った分析はまったく的外れである。 ②IRの分析は、ずれている(自分が行った分析はどうやらずれが…

IRと大学職員⑨その大学のIRは何を目指すのか

IRに関する研究会に参加していると、どのようにIRを活用するかといった議論がよく出てきます。本ブログではこの点について、IR担当者と大学執行部では活用の捉え方は違う事や、IRを活用するのではなく、データや情報をどう活用するかと検討する必要…

一職員の誤変換データ収集レポートから見る用語の確認

IME(文字入力をサポートするソフトウェア)には、誤変換を記録し、情報をマイクロソフトに送信する機能があります。ふと、その記録(誤変換レポート)を見てみると誤変換例として面白いものがいくつかありましたので、ちょっと紹介してみます。 なお、用語…

IRと大学職員⑧レポート・報告書におけるチェックリスト

今回のテーマは、IR担当者が行う分析報告の報告書についてです。前回の報告における気をつけている事項について今回は少し報告書をテーマ掘り下げたいと思います。 (事例としてご覧下さい) as-daigaku23.hateblo.jp 今回はチェックリストとしていますが…

学びをするもしないも個人の自由~但し、最低限は学ぶべし~

大学職員の学びについては、インターネットでも現実でも議論は絶えない訳ですが、議論については論者の個々の体験も反映しているケースが多いせいか、大学職員の学びという大きな世界でもありつつも、論者それぞれが自ら土俵を作っており、そこから降りてこ…

IRと大学職員⑦報告(レポーティング)における気をつけている事

IRの業務に限った話ではないですが、データ集計・分析等の報告をする上でいくつか気をつけている点があります。IRは、データ分析だけではなく、データの収集、データから情報への変換(データ集計・分析)、報告といった流れがあり、データ分析までがI…

【コラム】「現場を見ろ」と言う事について

仕事をする上で「○○を見ろ(見ておけ)」という言葉は誰しもがよく聞く言葉かと思います。例えば、現場・外・上・下・お客・・・etc。 確かに「○○を見ていないのではないか」と思う場面もありますし、自分にも欠けている場合があるかもしれません。ただ一概…

大学の実力は何処で見るのか

H28.9月に、次の2冊が発売しました。 大学の実力2017 作者: 読売新聞教育ネットワーク事務局 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/09/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 2017(平成29)年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK (旺文社ム…

学科別ではない大きな枠、学部別入試の懸念事項

先日、工学院大学に関して、「学部総合入試」を全学部で導入するとのニュースを目にしました。 univ-journal.jp また工学院大学のプレスリリースは次ですね。 http://www.kogakuin.ac.jp/press_release/2016/cbr7au000005mxsq-att/cbr7au000005mxvw.pdf これ…

大学の父母(保護者)会のお金は何に使われているのか

私自身が学生だったのはもう何年以上前の事ですが、無事入学試験に合格し、手続き書類が来ると、入学金や授業料、そして施設維持費だけではなく、色々細かい内容があったかと思います。今でも、例えば委託として、学費と一緒に集金している大学はほとんどで…

SDに関する様々な考え(派閥)

本ブログでは、SDについて議論する前提としてや、テーマ出し、また政策的な事について記事にした事があります。 as-daigaku23.hateblo.jp as-daigaku23.hateblo.jp またブログ以外でも、学内外でSDに関する議論、またインターネット上でSDについての意…

大学職員になりたい人のための業界研究について

いくつかの大学の中途採用の応募状況を聞くと、かなりの高倍率であると聞きますし、世間的には人気業界であると聞きますが、個人的には斜陽産業であり、大学によって経営が厳しい大学もあります(どことは言えませんが、財務諸表は公開されているはずなので…

IRと大学職員⑥IRに関する会った人達との議論から

IR関係者(あえて担当者ではなく、関係者とします)と話をする機会が、それなりにはありまして、そこから疑問に思った事をいくつか書き出してみたいと思います。 ①「IRの(分析)事例を教えて欲しい」 以前にも書いたように思いますが、(分析)事例を聞…

SPODフォーラム(2016)シンポジウム参加メモ

8月24日から愛媛大学で開催しているSPODフォーラム2016に参加しています。今年は参加エントリーは500人ぐらい、四国以外は200人ぐらいとの事です。 ほとんどのセッションはワークショップ形式が多いので、内容をまとめるのは難しいですが、シンポジウムにつ…

平成29年度私立大学収容定員増の傾向~H28.8月現在~

※また8月8日投稿した本記事ですが、8月8日に公表された学則変更予定一覧と8/26のものだと、一部変更がありましたので、8月30日に記事を加筆修正しました。 平成28年6月28日及び8月8日(また8月26日)に平成29年度からの私立大学等の収容定員の増加に係る学…

大学職員と大学設置基準~学部でも学科でもないコースとは何なのか~

大学の学部学科の編制を見ていると、学科の中に○○コースと記載している大学が少なからずあります。実は大学関係者でもコースとは何か、何故学科ではなくコースなのかの理由を知らない人はいるのではないでしょうか。 今回は「学部・学科・コース」をテーマに…

IRと大学職員⑤模倣性・再現性と過程のアウトプット

(他大学の)IR室の職員と話をしていると、仕事が学内から認められて、様々なクエッションや分析依頼があるそうです。私立大学は専任であれ、併任であれ、IRに関する部署や委員会を立ち上げた所も多いかと思います。 そこでふと考えるのは、データに関す…

補助金申請書類作成における大学職員が押さえておくべきこと

先日こんなつぶやきをした。 この時期は、教育設備関連の営業が多い。私立大学等教育研究活性化設備整備事業などの補助金を見据えてだろう。そしてある営業の方と話をしていると、地方の大学はどのように申請していいか分からなくて、申請しても落ちてしまう…

平成29年度私立大学収容定員増の傾向

平成28年6月28日に平成29年度からの私立大学等の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧が公表されました。 平成29年度からの私立大学等の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧:文部科学省 日本経済新聞にも次のように取り上げられています。 www.nikkei.co…

【コラム】様々なセミナー、勉強会などで引っかかる点・気をつける点について

最近は様々な勉強会やセミナーに行く機会も減り、どちらかというと開催側にまわる事が多くなったのですが、参加者としてまた主催者として引っかかる点を私自身が気をつけるべき点としてまとめました。 なお、私は様々な勉強会があっていいという考えであり、…

SDのテーマ出しによる様々な軸について

「法令でSD(スタッフディベロップメント)も義務化になる事だし研修をやりましょう。でも何をしたらいいのだろう。アンケートをとって検討しよう」 このように考える大学もあるかもしれません。私自身、業務内外で勉強会・研修会に関わる事があり、テーマ…

私論-IRを進める上で壁となりうるもの-

ここ数年、IRに関与している方々とお話する事が多く、IRという概念・用語が、補助金の要件となった事もあり、大学の(一部)関係者にはだいぶ普及してきたと感じています。 話をする中で、なかなかIRが進まないという話や現状をお聞きしますが、いくつ…

平成28年度私立大学等改革総合支援事業タイプ①の昨年度からの主な変更点Ⅱ

3.多様な取組に関する評価 ⑮学修成果の把握 新:学生本人が、自らの課程を通じた学修成果を把握するために、アセスメントテスト・学修行動調査・ルーブリック・学修ポートフォリオ等をいずれかで行っているか 旧:課程を通じた学生の学修成果の把握~ 今年…

平成28年度私立大学等改革総合支援事業タイプ①の昨年度からの主な変更点Ⅰ

5/30から私学補助の説明会が始まり、補助金担当者ではどのようにこの事業に申請するかといった話が出ていることかと思います。また既に担当者の手元には本事業の調査票が届いているようです(文部科学省のホームページには6/1時点では、アップされておりませ…

平成28年度私立大学等改革総合支援事業タイプ1から見る、これから私学が取組む事項

5月末から「平成28年度私立大学等経常費補助金説明会」が開催されます。このブログでは私立大学等改革総合支援事業について、取り上げていますが、平成28年度の私立大学等改革総合支援事業タイプ①について備忘録として何をしなければいけないかをまとめてみ…

多様な勉強会で思う事とツールの備忘録

大学のごく一部で「SDの義務化どうしようか」と大学設置基準等の一部改正について、話がされている事かと思います。 <参考> 大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知):文部科学省 省令の公布通知が出る前に次のような記事を書きました…

認証評価結果の大学等の優れた取組から見る認証評価機関の違い

学校教育法109条に基づき、7年以内ごとに一回,大学は文部科学大臣の認証を受けた機関(認証評価機関)による評価(認証評価)を受けることが義務付けられています。とは言いましても、現場の方はあまり関係のないこと、学外の方はどういうものかが分からな…

【コラム】弁当の恨みは恐ろしい

会議(もしくは依頼した仕事)が昼の時間帯か夜になると、聞かれることが多いのが「弁当は出るの?(出せないの?」例えば入試業務など1日拘束の仕事は、弁当が出ることが多いです。またSNSで他大学の弁当事情を見ていると、あの大学は金持ちだなとか面白い…

大学職員と大学院~大学院に入る前に~

先日、次の記事を拝読しました。 taketo1024.hateblo.jp 社会人でお子様もいらっしゃいながら、休職し、大学院に通われる決心をされ、実行されているのは非常に尊敬のできる事です。 ふと思い返せば自分も次のような記事を書いたことがありますが、ちょっと…

参加録 大学職員の専門性開発ーその現状と課題ー

東北大学で開催された教育関係共同利用拠点提供プログラム 大学人材開発論の「大学職員の専門性開発ーその現状と課題ー」に参加してきました。講師は、広島大学 高等教育研究開発センターの大場淳先生です。なお、メモは全ての講演内容を記載するのではなく…

SDを議論する前に理解しておきたいこと

先日、SDについて考えるワークショップ「アカデミック・カフェ・キャラバン」をご縁で主催者として参加しました。 当日の様子については、同じく主催者の方のブログで紹介されておりますので、ここで当日の紹介は省略します。 blog.livedoor.jp さて、この会…

【コラム】資料を読む事は仕事ではないのか

仕事柄、大量の資料や冊子が手元にくる&読まないといけないのですが、他の部署だとそうもできないだろうという事は日々感じています。あくまで他部署の同期との話や印象に過ぎないのですが、資料を読む暇があるなら、手を動かせという印象が強いです。「資料…

【コラム】大学改革を「非・否・悪」という前に俯瞰的な視点から

「改革」とは日本国語大辞典によると (1)不完全なところをあらためかえて、よりよいものにすること。 (2)国家の基礎を動かさず、暴力的でなく、政治上または社会上の変革をすること。 余談ですが、方言として次の意味もあるそうです。 財政の破綻(はたん)…

組織的なSDの取組み事例のまとめ~大学基準協会評価結果から~

最近SDの義務化を含め、周囲(学内外)ではSDについての話をちょくちょく聞きます。また本ブログでもSDについて、現在の動向や私個人の情報を発信してきました。今回は、SDの取組みをテーマとして公表されている情報を基にまとめてみます。 先日、大…

SD義務化に関する、SDのイメージ転換の必要性

(既に意見募集は終わっておりますが)先日、「大学設置基準等の一部を改正する省令案に関するパブリックコメント(意見公募手続)の実施について」が掲載されておりました。 search.e-gov.go.jp 内容としてはSDの義務化が焦点です。 ①SDの義務化・ 大学…

学修成果の可視化ツール~ディプロマ・サプリメント~(3/31追記有)

平成24年度に出された答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」では、学生の学習時間といった量的なものから、学士力のための質的転換の為に方策を提示しています。 新たな未来…

参加録 大学教育改革フォーラム2016 基調講演「高大接続」について

愛知大学名古屋キャンパスで行われた大学教育改革フォーラム東海2016に参加してきました。本ブログでは、大学入試センターの大塚先生の「高校と大学の双方が信頼できる高大接続のあり方」について、気になった点についてまとめました。なお、分科会について…

参加録 学校法人セミナー「これからの大学教育・財政に関する重要なポイント 」

みずほ証券が主催する「みずほ証券・学校法人セミナー」に参加しました。内容は東京大学の小林雅之先生の「今後の教育費・奨学金制度の在り方について」と私学高等教育研究所の西井 泰彦先生の「少子化時代における私立大学の財政の在り方について」です。講…

【コラム】調査における無回答という選択肢

今までに様々な学内調査を担当し、集計表や報告書を作成するさいに、アンケートには答えているけど、一部の質問は無回答というものがあります。個人の経験ですが、特に学生番号記述アンケートには多いのではないでしょうか。 (無回答の取り扱いは、無回答の…

平成27年度履行状況調査報告書 是正意見の簡単なまとめ

先日、文部科学省から平成27年度設置計画履行状況等調査の結果が発表されました。 設置計画履行状況等調査の結果等について(平成27年度):文部科学省 大学職員でブログをやられている方もこの件については話題に挙げられていらっしゃいます。 本ブログでも…

【コラム】内圧と外圧~大学行政管理と改革~

日常で仕事をする上で、何かを変える際は大変な労力を必要とすることがあります。その際に、どのキーパーソンへ予め話をしておくのか、どのような材料(内圧や外圧)を使うのかといった事を検討します。 (ここで言う内圧と外圧がイメージするものは、内圧は…

FDとSDを一つでやる意義と試案(H29.2.7追記)

※本記事でのSDは、SD義務化前の大学職員を対象としたSDと定義しています。 今までSDについて、本ブログではSDを「組織として行うもの」や、私学であれば「大学と学校法人」という観点から考える必要があると述べてきました。 as-daigaku23.hateblo…

このブログの2年を振り返って~大学職員ブログの行く末~

このブログの開設は2014年2月19日でした。その当時に文章は今以上に稚拙で忸怩たる思いにかられます。当時は大学職員ブログ(ブロガー)はあまり多くはなかったのですが、ここ1~2年はだいぶ増えているように思います。またそれぞれのブログもゆるやかに機…

【コラム】休講と大学の危機管理体制

先日、関東の大雪は電車がとまったり、駅に人が溢れたりと大変だった人も多かったと思います。私も、朝5時半に電車が止まったと案内を見て、雪かきをしてから、遅刻で職場に行きました。 さて、そんな雪の日に明治大学の雪による休校に関するニュースの話題…

大学ポートレート(私学版)から見る学修についての評価②~職員が知っておくべきルーブリックの活用~

近年、教育の質保証が言われ、単位の実質化に伴う学生の学習時間の増加が言われています。それと同時に、取組まれていることとして学習成果の可視化があります。言わば、勉強時間という量だけではなく、質をどう可視化するかでしょうか。 その教育の可視化の…