ブログやツイッターで隠してはおりませんが、私は色々とご縁があり、転職して大学で働き、気づいたらブログを書き、色んな仕事をして、だいぶ経ちました。 また周りにも転職して大学で働いている人が多いのですが、自身も含めて、前職の価値観がどうしても残…
大学では学校教育法により、自己点検・評価を行い、その結果を公表することが定められています。 <参考>学校教育法 第百九条 大学は、その教育研究水準の向上に資するため、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の教育及び研究、組織及び運営並びに…
2021年6月3日に教育再生実行会議からポストコロナ期における新たな学びの在り方について(第十二次提言)が公表されました。 ◆教育再生実行会議 提言◆ ポストコロナ期における新たな学びの在り方について(第十二次提言)(令和3年6月3日)◆本文◆参考資料…
大学が学部学科を改組する、あるいは新しく立ち上げる(設置認可や設置届出)をする場合はかなり大きな事項ですが、大学で働くものとしては大学全体の潮流は聞いておきたいという気持ちがあり、先日、大学の学部学科のトレンドというセミナーを拝聴しました…
2021年5月14日の13時過ぎに文部科学省のホームページで学事日程等の取扱い及び遠隔授業の活用に係るQ&Aが公表されました。 <参考>該当文書掲載ページ www.mext.go.jp 今回はそのQ&Aのメモです。なお、昨年度からの変更点についてが中心となります。とりあ…
大学にはInstituitonal Research(IR)というデータを収集、分析、レポートをする部署があります。数年前は高等教育政策の誘導により、多くの私学でもIRを担う部署が置かれました。 ただIRは教員だと特任の人も多く、職員だと異動があって、機能を維持するの…
2021年に大学基準協会よりこんな本が出版されました。 教学マネジメントと内部質保証の実質化 (JUAA選書 第 16巻) 発売日: 2021/04/12 メディア: 単行本 大学は法令により7年に1回認証評価を受審する必要があり、近年の認証評価では内部質保証の有効性につ…
2021.4.22に以下のニュースが掲載されました。 www.mag2.com 刺激的なタイトルですので、気にされた方も多いでしょう。大学で働く立場として、2021年度のニュースのわりにはどうも釈然としない所があります。そこでちょっとどこが釈然としないのか、実際に公…
近年、数理・データサイエンス・AIというワードをよく聞くようになりました。大学では、データサイエンス学部がいくつもでき始めたり、早稲田大学や筑波大学のように全学生にデータサイエンス教育を受けさせる取組みも始まっています。 newswitch.jp データ…
大学は学校教育法109条により、自己点検・評価を行い結果を公表することや認証評価を受けることが定められています。この認証評価ですが、大学の評価機関は現在は5つあります。 公益財団法人大学基準協会(平成16年8月31日認証) 独立行政法人大学改革支援…
2021年3月26日(金)に文部科学省のホームページで「設置計画履行状況等調査の結果について(令和2年度)」が公表されました。以前はこの設置計画履行状況等調査の結果は2月下旬に公表されていましたので、ここ数年は遅い公表時期です。 www.mext.go.jp こ…
令和2年度の私立大学等改革総合支援事業の選定結果(2021年2月15日付)が大学には2月16~17日あたりに郵送で届きました。またようやく選定結果(選定大学一覧などの各種資料)が2021年3月19日に文部科学省のホームページに掲載されました。 改革総合支援事業…
仕事(業界)によって、所轄官庁の動向を気にしているという人は少なくはないと思います。私自身は大学に勤務していますので、文部科学省、内閣府、文化庁(著作権関連)、所属機関の学部で取得できる資格に関係する省庁については動向チェックをしています…
2020年の春はテレワークの機会があったことや、2020~2021年にかけて少なくとも毎週1~2回はテレビ会議を自宅でするようになりました。 今まで自宅で勉強や執筆はリビングでやっていたのですが、リビングでテレビ会議をしていると家族は気を使うし、誰かが…
2021年2月9日に文部科学省中央教育審議会大学分科会から「教育と研究を両輪とする高等教育の在り方について~教育研究機能の高度化を支える教職員と組織マネジメント~」(審議まとめ)(令和3年2月9日 大学分科会)が公表されました。 内容自体は、DXやコ…
2020年度はイベント・研修や勉強会でもオンライン化が進んだ年でした。所属組織でも研修や会議はオンライン化が進んだように思います。 ただ個人で行う少人数の勉強会と違って、イベントや研修の場合は運営にも気を使います。そこで個人的なメモとしてイベン…
2020年に授業目的公衆送信補償金制度についての説明会があり、2021年度にかかる予算等についても気にされていた人が多かったと思います。多くの団体や学校法人等で予算を取っているでしょう。 また2021年度1月は一部の地域で非常事態宣言下にあり、来年度も…
2020年度の文部科学省中央教育審議会大学分科会の大学院部会において、「大学院レベルの履修証明プログラム」が議論されています。 ただ履修証明プログラム自体は「平成19年の学校教育法の改正により、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校(以下…
人工皮革を製造・販売する化学メーカーのクラレが小学校に入学する子供とその親を対象に行った将来就きたい職業に、男の子は「スポーツ選手」、女の子は「ケーキ屋・パン屋」、男の子の親は「公務員」、女の子の親は「看護師」という結果があります。 www.ku…
教職課程に関して、質保証のためのガイドラインの策定のために、国が検討を進めています。令和4年にはこのガイドラインに沿った体制や仕組みを整える必要があります。 本記事では標記の検討会議での意見を記録し、今後大学がどうすべきかを考えてみます。な…
2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、多くの大学ではオンライン授業が行われました。オンライン授業については大学が準備金として数万円程度支給をしたり、教室にカメラやマイクを配置して収録やハイフレックス授業を行えるようにしている大…
令和3年1月5日に行われた萩生田文部科学大臣の臨時会見の記録です。なお、一言一句記録しているのではなく、挨拶や一部省略している箇所があります。 萩生田文部科学大臣臨時会見(令和3年1月5日):文部科学省 また個人の参考とするべきところは著者が赤…
他の方のブログを読んでいて、昨年の総括として購入して良かったものをまとめていたので自分も備忘録としてまとめてみます。 なお、分類は仕事とプライベートで分けています。 仕事関係 まずは仕事に関係あるものからです。 大学のIR初心者などにいいと思っ…
大学は学校教育法109条により自己点検・評価を行うこと及び認証評価を受審することが定められています。 認証評価は7年に1回で受審することが必要で、認証評価機関の1つである大学基準協会では2018年度から第3クール(サイクル)の認証評価が始まってい…
総務省中部管区行政評価局における地域計画調査のサイトページに「緊急時における大学の遠隔授業の実施に関する調査」が2020(令和2)年12月11日に所見表示されました。 この調査結果及び総務省からの改善意見については、ニュースになっていたので、目を通…
大学の内部質保証の基礎となる自己点検・評価は法令によって、自己点検・評価実施と公表が求められています。 <参考:学校教育法> 第百九条 大学は、その教育研究水準の向上に資するため、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の教育及び研究、組織…
令和2年11月27日に行われた萩生田文部科学大臣の記者会見において、大学入試や大学入学共通テストに関する質問及び回答があったので、主な内容のメモをおいておきます。 なお、会見の全てを文字化はしてはいないこと、一言一句そのまま記録してはいません。…
2018年度あたりから18歳人口が減少し、大学の競争が厳しくなる2018年度問題と言われていたのは数年前の事ですが、結果的には入学定員を超過して学生を入学させることについて、厳しく倍率が定められています。 倍率は守らない場合は私立大学だと補助金や学部…
グラフ作成やインフォグラフィックを行うときにどんなツールを使っているでしょうか?Excelでやっている人もいれば、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使っている人もいると思います。 大学においてはIR(Institutional Research)活動として、BIツール…
2017年度に出来た専門職大学は2019年度からいくつかの大学が開設されています。 www.mext.go.jp 今までの傾向は下記のリンクで書いておりますが、最新の情報をふまえて、専門職大学の状況についてのメモとなります。 <参考> www.daigaku23.com 2017年~202…