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大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です

小中規模私立大学の新人研修に思う~学内外のリソースを利用する~

SD

だいぶ過去の話ですが、自分の新人研修は一ヶ月も泊り込みでした(前職ですので大学ではありません)

 

最初の数日間は、社会人の意識の切り替えとかで、軍隊のような研修、ビジネスマナー、業務に必要な知識や資格取得のための講座、営業のロールプレイなどが行われ、当時は大変でしたが、今となるといい思い出です。同期の強い繋がりもそこで醸成されます。

 

さて、私の最近、(仕事とは直接関係なく)関心を持ち(どちらかと言えば危機感かもしれない)、取り組んでいる一つに若手職員のSDがあります。 もう少し、突っ込んだ言い方をすれば、「本学において社会人4年目の職員が、他大学や企業の同世代より最低でも同水準にあるためにはどうしたらいいか」という事です。

 

さて、社会人も学生の初年次教育のように最初の数年間、特に1年目は仕事や社会人としてのイロハを学ぶ重要な時期です。

でも本学を見ていると新人の教育は、出来ているかなと思うと疑問です。

特に小中規模の大学は下記のような事があるのではないでしょうか。

 

・小中規模の大学は、毎年新人が入るとは限らない。

 ⇒体系化した新人研修制度を中々構築しにくい。

・人員補充が目的の採用が多いので、4月に入職して「育てる」よりかは

 すでに人員の一人として換算されている。

 ⇒3月からアルバイトで簡単な作業をしているケースもある。

・4月の忙しい時期に、人を育てている余裕なんてない!!

 ⇒これ一番大きい理由?

・大学に職員のキャリアビジョンがなく、体系化したSDが構築されてないから、 新人研修さえできない。

・仕事を教える先輩が、社会人としてどうかと思う人が…。

 ⇒残念な事に、一部にはそういう人いますよね。

 

しかし、例えば大学によっては、新人研修がしっかりしている大学はあります。

東京大学の新人育成は、インターネットでも簡単に情報が得られます。

新人研修 | 東京大学職員採用情報

 

じゃあどんな新人研修をしたらいいの?は、大学によって考えが異なると思いますが、本学であればこんな事があればいいのにと思ったことを下記へ並べてみました。

・OJTの指導職員以外にも、メンターをつける。

 メンターの重要性は、よく聞きますが、私も人を育てる上で重要な制度だと思います。制度化しなくても、普段から相談が乗る先輩がいればいいと思います。自分も仕事で悩んでいた若かりし頃、可愛がっていただいた職員にだいぶ相談しました。ただその人は他大学の職員さんでしたが、逆に遠慮せずに色々相談できました。

 

・大学間連携によるSDの活性化

 大学京都コンソーシアム(http://www.consortium.or.jp/)は、有名ですね。その他にも大小あれど、共同体によるSDがありますが、それを共通化する部分を行います(マナーとか、高等教育政策とか)また人的ネットワークによる学びも必要と思います。

 

・大学の建学の精神に関する科目(自校教育)及び専門分野の概論科目を受講。

 どの部署であれ、建学の精神の理解とどのような学問をやっているかを理解するのは非常に重要です。社会学科であれば社会学を調べればまだ理解できるでしょうが、学際学部であれば尚更必要かと思います。

 

まだ他にもあるでしょう(図書館の利用とか)が、まずは3点挙げてみました。

 

 最後に、余談ですが、大学は「入社」ではなく「入職」ですよね。転職した頃は、「入職時期は~~」と言うのは違和感があったものです。