大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

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18歳人口の減少と地域~18歳人口を地域別に見てみる~

大学にとって、18歳人口の減少は死活問題であり、今後大学としてどのように対応し、機能分化や改革をして存続するのかといった課題に取り組まれていることと思います。

 

下記のURLは、皆さんがよく目にする事が多い、文科省から出ている18歳人口や大学入学者数です。

これだけを見ると、緩やかに18歳人口が減少していきます。

 

文部科学省HP リンク

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/11/11/1341292_4.pdf

 

これだけを見て、「まだ高等教育は大丈夫だよ」と思う人が周りにいるのですが、自分の大学がどの地域出身の学生が多いかご存知でしょうか。

  

何故、この質問かといいますと、当たり前の事ですが、18歳人口の減少は全国と地域では非常に格差があります。また同一県内でも、地域や路線によって人口増減の格差があり、幼児・児童の人口が増えている所もあれば、急速な勢いで減っている所もあります。

 

参考として一都三県の市町村や地域別の年齢が載っているHPのリンクを貼りました。

○東京都

http://www.toukei.metro.tokyo.jp/kokusei/kd-index2.htm

千葉県年齢別・町丁字別人口/千葉県

http://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/nenreibetsu/index.html

○埼玉県 市区町村別・年齢(各歳)別男女別人口

http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/545913.xls

○神奈川県 年齢別人口統計調査

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f11000/

 

どの県も市町村別等人口統計があると思いますので、統計と学内のデータを基に

①自分の大学の入学者の地域を調べてみる

②その地域の幼児や児童数を調べてみる

以上、2つを行ってみると、今後の十数年間の18歳人口が分かり(転出・転入は考えていません)、データに基づいた大学改革や戦略、募集戦略等に使えるデータが簡単に作れると思います。

 

例えば本学は、3割の学生が出身している地域は、あと10年で今の18歳人口の3割程度になります。

その対策として

①他の地域や他の県から学生を引っ張るにはどうしたらいいか

②学部学科(及び入学定員)は適切なのか

③どのような機能を高めるか(大学の機能分化)

など、いくつも考えられます。

 

未だに募集での高校訪問の意義は分かるのですが、このようなデータを見ながら戦略を練らないと、大学の存続は危ないのではないかと考えています。

(よくあるのは「今年は入学定員確保できた!良かった!」で単年度主義で中長期的な計画がない事ですね)