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大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です

第20回大学教育研究フォーラム1日目

第20回大学教育研究フォーラムに参加してきました。
作成したメモを下記となります。
個人のメモですので、一部間違い等があるかもしれませんが
参考までにご覧下さい。
なお、個人発表の詳細は、当日配布資料の発表論文集をご参考下さい。特にIRの発表はブログで書くことがためらわれる内容もある為、一部メモのみとさせていただきます。
タブレットでのブログ更新の為、構成等読みにくい所はご容赦下さい)

1・個人研究発表(教育研究評価部会)(途中から参加)
福井県立大学 田中先生
「Fレックスによる学生意識調査の分析」
福井県内の6つの高等教育機関(Fレックス)から成る協議会で行われた学生調査の分析。
調査結果より5つの学生タイプを抽出し、学科や学年でのタイプごとの存在比率を分析。
大学によっては、学生へフィードバックを行っている。(あなたの学生タイプや大学全体の分布等)
大阪府立大学 高橋先生
大阪府立大学のIRの取り組み1」
IRには準備が必要である。
同志社大学が代表校のIRネットワークに参加。
大学も独自に卒業・修了予定者アンケートも隔年で実施。
これらの調査は学籍番号も記入し、教務データとの統合やパネル調査が可能。
GPAを規定する要因、授業時間外学習と成績・能力変化等の関係について報告
学生調査は汎用的なものと大学独自のものの双方が必要である。
学生ポートフォリオを活用して学習成果を把握する。
大阪府立大学 星野先生
大阪府立大学のIRの取り組み2」
授業アンケートからポートフォリオへの活用。学生による学びの自己評価への見直し。
ティーチングからラーニングへ。
ポートフォリオの役割「品質管理」と「品質保証」
ポートフォリオであるため、学生単位の個人個人の学びが把握できる。

全体討論
IRは職員の連携が重要。
教員と職員のコンセンサスをどうするか?
職員との関わりを考える必要がある。
職員がIRに関わるには、教学IRとリサーチクエッションの重要性の理解が大切。

2・小講演(1)
京都大学 飯吉先生、酒井先生
「百倍返しの教育イノベーションー大学教育コモンズとMOST教員コミュニティの構築」
・MOSTとは何か
教育実践や教育改善のためのサイト。対象は大学の教職員。
スナップショット(ポートフォリオ)、コースポートフォリオも使える。
・MOSTフェローについて
全国の大学教員を対象としたプログラム。選ばれた10人のフェローが1年かけて授業改善を行う
現在は第2期であり、成果物としてポートフォリオが作成される。
年間を通じてミーティングやグループワークも行う。
自分自身の授業改善ではなく、フェロー同士で学び合う。
・MOSTの目指しているもの
教員の素晴らしい授業等での実践を知られることなく、たち消えさせない為に、オンラインで学び合う場。
現在はは4つの分野(PBLやオープンエデュケーション等)からやりたい物がある先生を募っている。

3・挨拶 京都大学総長 松本先生
教育は重要であり、日本の再生は教育が関わっている。
大学の教員は免許があるわけではないので、教員個人の努力が必要。
京都大学では教育にも力を入れ、例えばユニークな教養教育を行っている。
大学院では専門職が強まるが、細分化した専門家についてはそれでいいのかが疑問である。
細分化だけではなく、広く勉強させる必要がある。

4・シンポジウム
「学生の学びをどうデータ化し、どう利用するか?」
新潟大学 小野先生、金沢工業大学 久保先生、京都大学 上杉先生、獨協大学 岡田先生
文部科学省 秋山氏、司会 京都大学 松下先生

・本シンポジウムの論点として下記4点
どんな学びを(授業、授業外、1科目、科目横断)
誰が(教える側、学ぶ側)
どのようにデータ化し(何をデータ化するか、どう収集するか、どう分析
するか)
どう利用するか(学習支援、教育改善、アカウンタビリティ

・シンポジウムの狙い
多様性(様々な学問分野、異なる授業形態、異なるタイプの大学、異なる
学年段階)
共通性(学生の学びのデータにもとづく教育・学習)
→分野ごとの固有性と分野をこえた共通性を浮かび上がらせる。

・報告(新潟大学
学生の能力を把握して学びを促すーPBLにおける問題解決能力の直接評価を中心にー
教育改革の背景
 知識詰め込みではなく、学生に自立・自律した学習者としての基礎を身につけさせる。
 卒業時に期待される学習成果を作成した。専門的な知識を学ぶ過程と通して、汎用的な能力を養成するが、学習成果の評価はアンケート等の間接評価のみ。
科目の評価は、知識・理解を問うテストのみ→学生からしたら、テストであればアクティブラーニングはやらなくていいのでは?
PBLとトリプルジャンプ(1975年んにカナダのマクマスター大学医学部で考案)
トリプルジャンプとは、3つのステップでPBLに取り組む。
ただし教員の評価負担や信頼性などで問題がある。
  →新しくトリプルジャンプを作成
     ルーブリックを使用し、解決策の実行を追加した。
     課題→ワークシートを作成し、学生が使用し1週間かけて学生が勉強→ルーブリックで評価
     ステップ1・2とステップ3では、ルーブリックは異なる。
効果(学生の反応)として、緊張と達成感、現実場面の想起と学習の深化等

学生の勉学意欲を引き出す取り組み→興味ある分野を学ぶ学系を作る。
カリキュラムフロー(どんな事ができるか、どういう能力が必要か、学習目標達成のための各科目の内容)
授業計画書(シラバス)の作成。(特に行動目標と総合力評価)
金沢工大における総合力= 学力✖️人間力
 →ただし人間力と総合力の評価手法が不十分
授業アンケートは16周目の自己点検授業で実施。結果は全てHPに公表している。
授業アンケートの結果から授業点検シートを作成(全ての授業科目が対象)
総合力評価にかかわる資料の保存はデータ化を行い、保存している。
学生のポートフォリオ(様々なポートフォリオを作成)
→今後は総合的なシステムを目指す。

「大規模英語プログラム運営におけるデータ活用と課題」
大学の教養プログラムは、大学の教育の理念を実現、もしくは実現に協力できるものである。
英語を選考としていない、全カリ英語は初年時の1・2年が中心であり、TOEICの点数もばらつきがある。専任教員が7名、特任2名、非常勤67名で担当。
この科目の目的は、一般学術目的の英語の教育である。また自律英語学習者の育成と支援。
英語のデータ活用
 大学実施データ(授業評価や全学TOEICスコア、クラス編成資料)
 全カリ英語データ(学生の満足度調査、科目別アンケート)英語の評価に非常に役立っている。
 LMS搭載データ(英語学習ロードマップなど)
 英語学習者相談データ(英語学習サポートルームの設置)→勉強の仕方を一緒に考えてくれるアドバイザーが週4日つめている。
 データに基づく取り組みと成果(全カリ英語スタッフハンドブック、統一科目で新しい共通教科書や補助教材など)
課題として、独自のアンケートや調査は有益な情報だが、学内のどこのセクションがやるのかが曖昧。LMSは、学生は使ってくれるが教員はハードルが高い。

「日本初edx講義での実験」
 アジアで初として京都大学がedxに参加する。
 最初の授業は4月10日から始まる。
 最初はホームワークを行う(紙にアイデアを絵で書く)→edxでは、Webのソフトと
ドローイングツールを用いて作成する。
星を覚えるのに星座があるように、化学の構造式も同じように覚えられるよう工夫
数万人の受講者の宿題を見るために、ピア エバリューションを行う。
京都大学のリアルの講義は、edxを使い反転講義を行う。


・直面する課題
1.実行可能性をどう担保するのか(何をデータにすべきか、どう統合し、学びや成長の姿をイメージしやすくするのか)
2.データを誰が所有し、誰が管理するのか。
3.どこまでオープンにし、どこはクローズにするのか
4.特に学習支援や教育改善に活かすポイントは何か?


また明日の二日目に続きます。




















 














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