大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です

大学を調べる時は何をみる?(受験生の親の立場だったら)

大学では、オープンキャンパスは秋に行われるAO入試のオリエンテーション等で土日も最近は出勤することが多いです。

 

学生募集にとって、オープンキャンパスは大学としては重要な位置づけで、終ると今日は「何人来たか」というのが話題になります。

(個人的には、オープンキャンパスの人数だけを見るのではなく、いつどのオープンキャンパスにきて、何をして(例えば、相談ブースに行ったとか、模擬授業受けたとか)、受験に繋がったかをトータルに見る必要があると思います。さらに言えば、オープンキャンパスお祭りみたいなもので、在学生との相談や雰囲気を感じるだけだと思っていますので、高校生には、NPO法人NEWVERYが進めているWEEKDAY CAMPUS VISITはその大学だけではなく、進学を考える上で参加してほしいと思います。

高校生の進路発見プログラム | WEEKDAY CAMPUS VISIT(ウィークデー・キャンパス・ビジット) )

 

さて、資料請求したり、オープンキャンパスに行くとたくさんの資料をもらえます。それこそバッグが一杯になるぐらいの資料がオープンキャンパスには用意されています。例えば大学案内とかは、概要をつかむ上でいいのですが、大学職員の立場として、これは本当なんだろうかと考えてしまいます。そこで、自分に受験生の子供がいたら、その大学を調べるのに何を使うのかと思って列挙してみました。なお、本記事は私立大学の職員としての観点ですので、国立大学はまだ違うアプローチがあると思います。(今後は大学ポートレートがあるので、概要の比較や特色は比較できるようになると思います)

 

○大学案内等広報物

 概要やどういう教育をしているのかを掴むことができると思います。また聖学院大学のデータブックなどは非常に参考となる資料です。(まだまだありのままをさらけ出す大学は少ないですが・・・。)

○ホームページ

 学部学科のページでは、ブログ等で活動報告をしているところも多いですが、どの大学も「教育情報の公開」に関するページがあります。そこには、教育目標や大学の教員数から各先生の業績、カリキュラム(含む履修モデルや単位の上限)、シラバス、学生の修学・進路選択及び心身の健康等に係る支援など、様々な情報を見ることができます。

○書籍

 読売新聞教育部の「大学の実力」などは、取り急ぎ数字を見たいときはよく使っています。

文科省大学設置室のHP

 ここ数年に出来た新設の大学学部学科等であれば、必ず文部科学省に「設置に関する書類」出しています。その書類は、(個人情報は抜いていますが)、文科省の大学設置室のHPに掲載されています。なお、今年申請分は、秋ごろから順次掲載されると思います。

 この書類では、基本計画書(様式2号)、校地校舎等の図面、学則、趣旨等を記した書類、教員名簿等が公開されています。数字は基本計画書、教育については趣旨等を記した書類が参考になるかと思います。

http://www.dsecchi.mext.go.jp/

 

○履行状況報告書

 原則、学部学科等を設置してから完成年度(卒業生が出る4年ないし6年等)までは、現在の状況を報告する履行状況報告書を提出する必要があります。この報告書には、受験者数や退学者数、教員の変更まで記載されています。

 しかし、履行状況報告書は各大学のHPで公開されますが、公開の有無、範囲はバラバラです。

○自己点検報告書や第3者評価報告書

 特に7年に1度の第3者評価は、資料やデータ集こそ見られないですが、報告書や評価結果は非常に参考になります。大学基準協会でいえば、長所となる事項や努力課題、改善勧告なども読むといいと思います。第3者評価の評価報告書は、各評価機関のHPから閲覧できます。

https://portal.niad.ac.jp/library/1179798_1415.html

○財務諸表

 最後はお金ですね。どれぐらい資産があるのか、経営体質はどうかなどなど。

ただ大学の財務諸表は、企業とは異なることを留意する必要があります。

このあたりを見て、オープンキャンパスや日頃の大学にふらっといって雰囲気をつかめれば、受験の可否の検討材料はできると思います。

(ただ、大学からしたら非常に嫌な保護者ですね)