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大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です

アセスメントポリシーから変わる、言いっぱなしの大学から、評価をする大学へ

雑感 IR

先日、平成26年11月14日(金曜日)に行われた大学教育部会(第31回)の資料が文部科学省のHPに公開されました。

大学教育部会(第31回) 配付資料:文部科学省

資料1の「職員の資質向上に関する論点」も非常に興味深く、大学職員のキャリアパスとして「学位取得」が入っていることは、今後大学職員の仕事は高度化すると考えている事もあるのでしょう。

 

しかし今回は、資料1-2の「アドミッション・ポリシー等に関する論点」についてみてみたいと思います。

大学教育部会(第31回) 配付資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/015/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/11/20/1353507_02.pdf

 

そもそもアドミッション・ポリシーとは、入学者の受入れ方針の事です。各大学がどのような学生を求めているか(例えば、理系であれば○○の科目と勉強しているなど)は入試案内(要項)や各大学のHPの情報公開の箇所に必ず書いてあるはずです。

 

今回の資料の1枚目では、アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)、ディプロマポリシー(学生がどのような学びや能力を得るかといった、学位授与の方針)を含め、3つのポリシーを(大学設置基準に)法令上位置づけることの検討を述べているものです。

ほとんどの大学では、3つのポリシーを定めているかと思うので、特にここでは問題にしませんが、2枚目にあるアセスメントポリシーを大学設置基準に位置づけることについてが言及されています。

 

アセスメントポリシーは、平成24年8月28日の質的転換答申に出てきています。

質的転換答申では、速やかに取り組むことが求められる事項として下記を挙げています(一部、質的転換答申から抜粋)

学長を中心とするチームは、学位授与の方針、教育課程の編成・実施の方針(※)、
学修の成果に係る評価等の基準について、改革サイクルの確立という観点から
相互に関連付けた情報発信に努める。特に、成果の評価に当たっては、学修時
間の把握といった学修行動調査やアセスメント・テスト(学修到達度調査)(※)、
ルーブリック(※)、学修ポートフォリオ、どのような具体的な測定手法を用い
たかを併せて明確にする。

 つまり、3つのポリシーをきちんと評価をする仕組みをつくり、教学マネジメントの中に組み込む必要があるということです。言い換えれば、今まで本学ではこういう人を入学させて、こうのようなカリキュラムで、こういう人材を養成すると3つのポリシーで言っていたわけです、言っていたというより言いっぱなしに近いかもしれません。3つのポリシーがきちんと出来ている(達成されている)のかを評価するポリシーを作ってくださいねという事だと解釈できます。

ディプロマポリシーの評価で言えば、どのような評価方法でやっているのかも明確にして下さいと言っており、学修時間の把握、ルーブリックなどいくつか提案されていります(←私立大学等改革総合支援事業にも、加点となる項目がありますね)

 

ただ高校生や保護者からすると、「あの大学は、こういう人材を養成すると言っているけど、どうなのだろう?」と疑問の解決や、企業や社会から信頼される大学になりうるかもしれません。

 

このブログでもよく話題を出しているIRも深く関係する事項になるかと思います。

 

今後、大学設置基準の位置づけも検討されているのであれば、このアセスメントポリシーの動向はよく見ていかなければならないキーワードであると考えています。