私が学生の頃、大学からのお知らせは掲示板(見ていない事によって不利益があっても、見ていない学生が悪いと教わった)、シラバスは分厚い冊子、履修登録は紙面で提出、休講情報だけはガラケーでかろうじて分かるというものでした。
今は大学からの休講等を含むお知らせはメール配信も可能、シラバスや履修登録はWEB、また学生の授業出席状況もWEBで確認可能であったりする時代です。
さらに入試でも次のようなニュースが先日出ておりました。
ネット出願のソリューションの売り込みも各大学にあるようですし、受験生からすれば直ぐに出願(あるいは出願準備)ができるWEB化は利便性が高いかと考えられます。
また大学教育ではポートフォリオやラーニングマネジメントシステム(LMS)の導入、反転授業等に関するシステムの導入等がされている事も多く、私立大学等教育研究活性化設備整備事業等の各種補助金で導入している大学も少なくありません。
私自身、補助金申請も行うのですがシステムを入れる際に、果たして学生への機会は均等にあるのだろうかと考えています。言い換えると、システムを入れても、スマホやタブレットを持っていない、さらにはPCでさえも持っていない学生は若干いるのではないのだろうかという事です。
例えばいくつかの学生生活実態調査結果を見てみると、数パーセントはスマホ等を持っていないと回答している報告書が見られます(転載不可もありますので、詳細は省きます)また参考として関連ニュースは下記の通りです。
<参考>
ポートフォリオなどは、教育のアセスメントに使用するケースも聞いておりますので、学生に対しては均等に使用・活用できるよう事務局は検討する必要があるのではないでしょうか?例えば、貸し出し用PCやタブレットを用意する、全自動貸出機を準備する等が考えられます。
最後に、自学の学生生活調査の自由記述欄を見ていると、学内の無線LANは今の学生にとって無料で使用できるのは当たり前なんですよね。私世代からすると、ダイヤルアップ接続でしたので、定額制のネット環境でさえ驚きだったのですが…。