大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です。

コラム『SDを議論する時は、学校法人か大学かを整理してから』

先日ツイッターでこんな事をつぶやきました。

 自分で言っておいて、何ですがこれは大学職員としての視点だなと思っています。

※ここでいうSD(スタッフディベロップメント)の定義は過去記事を参照下さい。

 

as-daigaku23.hateblo.jp

 

そもそも私立大学は、大学も包括する学校法人が基本です。1法人に1大学というケースも少なくはないですが、学校法人が小学校やいくつも大学を持っているケースも珍しくありません。

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 上記のように、学校法人という大きな枠の中に、学校や大学があるイメージが分かりやすいかと思います。(よって、大学職員といっても、上記の場合は小学校などへ異動も可能性としてあります)また職員は、任期付き等がある人でなければ学校法人に採用されている人がほとんどかと思います。また学校法人は経営、大学は教学を担当していることも押さえておく必要があります(イメージとして、学校法人は本社、大学は支社と置き換えるといいかもしれません。また本社が無茶な売り上げ目標送ってきたよ。(教育への)投資を渋っているのに客が来るわけないじゃないか(←イメージです))

 

 さて法人に1大学しかない規模であれば、SDといっても法人と(主に)大学を考えればいいのですが、初等中等教育部門を持っていると法人事務局のSDは多少意味合いが変わるのではないかと考えています。

(初等中等部門の職員と高等教育部門の職員の仕事内容や求められるものも大きく違う事もあるでしょう)

 私の職場では、法人事務局が行うSD(研修)と言われるものは、建学の精神の理解や階層別研修などです。一方、大学でSDとしてやらなければないないと感じているのでは、能力以外にも政策や大学、法令に関する様々な知識や理解です。

 

現在、SDの義務化の話がありますし、各種答申でもSDについて触れられています。例えば学士課程答申では次のように述べられています。(答申一部抜粋)

職員については、大学の管理運営に携わったり、教員の教育研究活動を支援したりす
るなどの重要な役割を担っている。職員の大学における位置づけ、教員との関係につい
ては、国公私立それぞれに状況の相違があるが、大学経営をめぐる課題が高度化・複雑
化する中、職員の職能開発(スタッフ・ディベロップメント(SD))は益々重要とな
ってきている。

またSDはFDと並ぶ重要課題として位置づけられています。このようにSDは、答申においては高等教育のスタッフを対象としたものが多いようです。

 

各法人では人事も含めた研修制度等あるかと思いますが、もしかしたら法人の人事部に「SDをやらなければいけませんよね!」といってもSDの捉え方に違いがあるかもしれません。