大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

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【コラム】休講と大学の危機管理体制

 先日、関東の大雪は電車がとまったり、駅に人が溢れたりと大変だった人も多かったと思います。私も、朝5時半に電車が止まったと案内を見て、雪かきをしてから、遅刻で職場に行きました。

 さて、そんな雪の日に明治大学の雪による休校に関するニュースの話題がありました。

yukan-news.ameba.jp

 上記のリンク以外にも様々なまとめがありましたが、ある気になったコメントとして「事務局は早く休講の案内を出せ!」というのがありました。まず事務局とは何を指すのか?、教職員だと事務局だと事務職員の組織という印象が頭にあります。しかし学生や大学外からみると、事務局=大学の全てというイメージがあるのかもしれません。

 さて、今回問題としたいのは、「どのように休講を決めるのか」、そして「危機管理体制をどうするか」といった点です。まず前者の休講ですが、私の所属機関では、教学の担当課長・部長とそのキャンパスにある全ての学部長が協議をして休講を決定します。例えば台風のような、天候が悪化する時間が分かれば、事前に休講をどうするかは判断しやすいですが、大雪の場合は当日にならないと最終判断はしにくいのではと推察します。また所属機関では、教学担当の人が大学近辺に泊まるなどして当日の判断をしています(教職員は、近辺に住んでいる人が少ない為です)

 話はそれましたが、ここではっきりしておきたいのは休講の是非の最終判断は事務局ではなく、学部長という事です(大学によっては学長や教学担当副学長のという場合もあり、様々な決定者が考えれます)最近はICTが発達して様々な手段で連絡を取ることが可能ですが、学部が増えれば増えるほど休講の決定は調整が難しいかもしれません(15回の授業回数確保や、学年歴、実習等の関係から休講を出来る限り避けたいという学部もあります)特に学部間の壁が高いほど、調整する方の苦労が忍ばれます。

 

 その為には、予めどのような事態が起きたらどのように対応するかは危機管理をしっかり決めておおく必要があります。参考としては「大学 危機管理体制」と検索すると国立大学を中心に様々な規定やマニュアルを見ることができます。

 さて危機管理といっても天候だけではありません。例えば海外研修先等でのアクシデント、ハラスメント、疾病、天災、情報漏えい等様々です。全てのケースに対応マニュアルがあれば、いいですが想定できない事項もあるでしょう。その為に誰がどのように対応するかといった取り決めが必要です。また危機管理にあたるひとが大学から遠方に住んでいる場合も考えられますので、その場合もどうするか、また天災等の場合は連絡手段はどうするかといった事も検討が必要でしょう。

 

 私自身は危機管理の専門家ではありませんし学内での担当者でもありませんが、大雪の休講の場合は、前日にいつまでに判断をして連絡をするといった案内が学生には必要かと思います。近年は、学生が大学にきて掲示板を見て連絡事項を確認するというよりかは、ポータルサイトで確認する・メールが配信されるといった連絡手段が多様化しています。便利ですが、すぐに情報を配信する事も求められているのではないでしょうか。私見ですが、危機管理体制には教職員をバランスよく加えるべきだと思います。(判断できる役職がいる事は重要ですが、充て職ばかりではなく実際に動ける人を加える事が必要と感じています)

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