大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です。

SPODフォーラム(2016)シンポジウム参加メモ

8月24日から愛媛大学で開催しているSPODフォーラム2016に参加しています。今年は参加エントリーは500人ぐらい、四国以外は200人ぐらいとの事です。

 

ほとんどのセッションはワークショップ形式が多いので、内容をまとめるのは難しいですが、シンポジウムについて気になった所をメモしてみました。

 

今年度のシンポジウムのテーマは「経験を学びに変える教育と能力開発」です。
登壇者は、早稲田大学の日向野先生、京都文教大学の村山さん、愛媛大学の村田先生の
名です。

「リーダシップ教育普及元年」
早稲田大学 大学総合教育センター教授 日向野先生

1・立教大学経営学部の11年の成果
  量的成果として、偏差値アップ、満足度が他学部より高い、中退率が低い(リーダーシップ教育による不本意入学からの転換)
  質的成果として、学生が教員に提案する習慣づけや、学生同士のフィードバックなど。(少人数教育が当たり前のように学生が取られるようになる)、職員研修や体育会部員研修にも拡大している。(他大学にも普及し始めている)

※ここでいうリーダーシップはカリスマや権限などは関係ない。

2・成果をもたらしたと思われる教育

・徹底したアクティブラーニングと経験学習

   ※高校生は学習方法には敏感。

・リーダーシップは大学の中でも役に立つ(就活だけがゴールではない)

・アクティブ・ラーニングの基礎ともなっている。

・教員のイントラプレナーシップ(組織内企業)(大学側は組織内起業者としての処遇が必要)

なお、この発表ではプログラムに参加(SAとしても参加)した学生や卒業生も登壇し、自身の学びや経験の発表、卒業生調査結果の発表がありました。

 卒業生への調査では、このプログラムで育成した企業人として質問する力やフィードバック力が役に立っている。(OBOGによる教育効果測定を今後公開するとの事)

 

「学生が変える、職員を変える。職員が変える、学生を変える。」
京都文教大学 村山氏

前提として、マス学生の増加、無本位学生の増加、様々な活動の低下

・共通教育科目のリニューアル。定着の促進や帰属意識の涵養、モチベーションアップを目的とする。講義スタイルで400〜500人ぐらい。

・今までオムニバスで調整もせずに行っていた自校科目の見直し。

・学科長のそれぞれの学科紹介から、あるテーマについて対談へ。また学生企画・発案型授業の作成。(1コマの授業づくりに数十人が関わる)

・効果として学生の活発化、就職率のアップなど。

・意識低い系の人材活用することによって、無本位・無目的学生への共感。

・経験学習のサイクルをまわすことが重要。

・大学職員版SPCモデル(学生との相互作用が発端)

学生との相互作用=大学職員のモチベーション

・内発的動機付けをどう育むか(外部からは注入できないが、刺激はできる) 

 

「経験を学びに変える教育プログラム実践の試みについて〜ELS・UNIGLの事例から」
愛媛大学 教育・学生支援機構教育企画室講師 村田先生

 1・愛媛大学リーダーズスクールの取り組み

・平成19年からの取り組みで、正課もしくは正課外科目(学部によって異なる)

・目的は、大学の活性化や社会づくりに貢献する学生リーダーの排出。

・リーダーシップマインド、アクション力、チームワーク力、セルフリーデイング力、市民性や社会性を育成。

・授業は座学(基礎理論や企画立案の手法)と実践を行う。また振り返り(リフレクション)を行う。

・何かあればいつでも全体でリフレクションを行う。

・リフレクションをスムーズに行うコツとして、学生と教職員の信頼関係、スタッフ間での綿密なミーティング、リフレクションの効果に関する講義

2・異文化交流型リーダーシップ・プログラム(大学間連携事業)

・19大学が連携するプログラム。

・学生のリーダーシップ養成を行う。

・経験を学びに変えるリフレクションの標準化やリーダーシップ評価指標の開発、教職員の能力開発をミッションとしている。

・プログラムは学生の研修や教職員の学びがある。(国内での異文化間研修、2国間での異文化間研修、多国間での異文化研修)

参考

愛媛大学リーダーズ・スクール

愛媛大学リーダーズスクール | 愛媛大学

西日本から世界に翔たく異文化交流型リーダーシップ・プログラム

西日本学生リーダーズ・スクール | 世界に翔たけ!学び続けるリーダー

 

 

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