大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

高等教育関連の話題が中心。最近は補助金やIR、SDの話題が中心です。

大学の実力は何処で見るのか

 H28.9月に、次の2冊が発売しました。 

大学の実力2017

大学の実力2017

 

 

2017(平成29)年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK (旺文社ムック)

2017(平成29)年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK (旺文社ムック)

 

 「大学の実力」が9月中旬で、「大学の真の実力」が9月末の発売なので、ラスボス倒した後の裏ボスみたいだなと思うわけですが、内容はそれぞれ特徴があるものとなっています。

「大学の実力」は、質問の分野、学問系統、国公私立、都道府県といった記載がされており、系統別で比較した場合は非常に見やすい構成です(一方、大学全体を俯瞰するには適していません)

「大学の真の実力」は、質問の分野、国公私立、都道府県となり、その大学にある学部の特徴が分かりやすくなっています。(一方、同一分野での比較は、ページをめくりながら比較する必要があります。

 

 またそれぞれの媒体において、どのような情報があるのかを簡単に一覧にしてみました。また2冊の比較に加え、大学ポートレートで公表されている情報も入れております。

※大学ポートレートの項目の参照は下記のページです。

公表項目 – 大学ポートレート

 また一覧表はそれぞれの項目は定義や説明を見たうえで、数なのか比率なのかが分かりにくい場合、また内容が分かりにくい場合、名称を一部変えています。今回は項目(どのような内容か)を記載していますので、順番やカテゴリーを一部分かりやすいように変更しています。

 情報そのものについてはここでは言及しませんので、各自で購入の上、確認いただければと思います。

それでは、まずは大学全体の情報からとなります。

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続いて学部ごとの情報です。

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※「大学の実力」では医・歯・薬・看護学部は国家試験合格率や臨床実習週数がある。

 並べてみると、入学とか卒業とかの情報は、定義は若干異なっていても掲載されているのですが、「大学の実力」はニッチな情報を載せているなという印象が強いです。言いかえると、あまり他の調査で聞かれない項目を掲載しているという印象です(読者からは面白いかもしれませんが、大学の調査担当からすると、一からデータを作るといった事があります)

 大学ポートレートは情報項目は多いのですが、大学によってはHPへのリンクのみの掲載だったり、他と比較しにくいのがネックですね。また文章での記載が多いですが、大学のホームページでも情報公開のページで同じような事が公表されています。

 

 最後に、このような調査は大学にはたくさん来ます。現在、学生は生活調査だけではなく学修行動調査など、教育の可視化などといった観点から調査疲れと起こしている場合があると聞きますが、大学も同様かもしれません。大学が調査に応じているのは、他大学も回答するだろうから、本学もしないといけないかなと考えているぐらいかもしれません。寧ろ、「同一県内やライバル大学達としめし合わせて調査ボイコットしましょう!」としたらどうなるでしょうか?

 

 また調査自体は否定はしないのですが、集約され公表されたデータ→情報をどう活かすかは各大学の評価・IR・企画系の人達の腕の見せ所なのではと思っております。(ローデーターもあるといいのですけど、この冊子の情報を打ち込むのはちょっとしんどいですね)

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